第2回「持続可能なエネルギー社会と再生可能エネルギー」 (文責:学部3年生)

▶持続可能なエネルギー社会実現のために必要なことは「石炭の高効率化」だけなの?

持続可能なエネルギー社会を実現するためには、「再生可能エネルギー」の大幅な利用拡大も必要不可欠です。

 

▶「再生可能エネルギー」って何?

「再生可能エネルギー」とはエネルギー源として永続的に永続的に利用できるエネルギーのことで、太陽光・風力・水力・地熱・地熱・その他自然界に存する熱やバイオマスがこれにあてはまります。限りある資源である化石燃料と違い、「再生可能エネルギー」は資源が枯渇せず繰り返し使え、発電時や熱利用時に地球温暖化の原因となる二酸化炭素をほとんど排出しない優れたエネルギーです。

以上のことから「持続可能なエネルギー社会実現」を目指し、化学システム工学科では「藻類からの栄養素循環型燃料生産技術の開発」を行っています。

図2 藻類からの燃料生産全体のシステム設計

▶何で藻類なの?

地球の持続可能性を考えると、長期的には太陽エネルギーを効率よく変換・貯蔵するシステムの構築が必要です。バイオ燃料は太陽光を利用し、二酸化炭素を固定して炭水化物を合成する光合成を行うため、燃料として排出する二酸化炭素量と吸収する二酸化炭素量が等しく、カーボンニュートラルとなり、化石燃料よりも環境に優しく魅力的な燃料といえます。

藻類も植物同様に光合成を行うが、代謝産物としてを産生させる種類があります。この油は燃料として利用することができ、次世代燃料として注目されています。また藻類バイオ燃料は植物由来のバイオ燃料に比べて桁違いに生産効率が高く、更にトウモロコシなどのように食品利用との競合も無いため、今後大量培養技術が確率されれば、有力な次世代エネルギー源の1つになり得るといえます。

 

▶藻類からの栄養素循環型燃料生産技術って何?

当学科では、藻類から油分抽出するときに回収可能な栄養素を回収し、藻類の培養に再利用することで燃料生産を循環型システムにする開発を行っています。また燃料製造大規模プロセスについて化学工学の観点から、物質・エネルギー収支に着目し経済合理性のある技術・社会システム設計もしています。さらに実験では高効率バイオ転換技術の開発も行っています。

Category: For-high-school-students(中高生向け研究紹介)